昨日、なぜ合体メカは日本で発達したのか、と書いた。
いま「プリニウス」の3巻を読んでいるのだが、そこにマンティコーラースという
化物が出てきた。
人面でライオンの身体とコウモリの翼、サソリの尾を持っている。
これはキマイラの一種なのか別のものなのか分からないが、昔から様々な動植物を
組み合わせた想像上の生き物が言い伝えられている。
ということは、合体メカは日本の専売特許ではなく、むしろキマイラからヒントを
得たというべきかもしれない。
ただ、古代のキマイラはたいてい人に危害を加えるものなのに対し、日本の合体ロボは
正義の味方である。
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いや、キマイラからいきなり合体ロボにつなげるのは、話が飛躍しすぎるか。
それ以前に、仮面ライダーに登場する改造人間のことを思い出さなければならなかった。
クモ男とか蜂女とかは、キマイラそのものだろう。
つまり、本来のキマイラの系譜は特撮ヒーローものに伝わっており、アニメの合体ロボは
別のところから来たと考えるのが妥当かもしれない。
とすると、マジンガーZのホバーパイルダーが、その原型になるのだろうか。
どうも、石ノ森章太郎系統と永井豪系統の流れがごっちゃになってしまって、よく
分からなくなっている。
誰かすっきりさせてほしいものだ。