やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11巻

私が見ているBS-TBSでは、先日12話まで放送しており、この11巻の前半部分が
もうアニメになっている。
いったいどんなスケジュールで書いたのだろうか。


そして、13話がこの11巻の最後までだとしたら、ずいぶん中途半端なところで
アニメ第2期は終わってしまうことになる。
完結編は劇場版で、ということなのだろうか。あるいはOVAか。



物語はほぼまとめに入っており、本当に12巻で終わりそうである。
11巻の時点で高校2年のバレンタインデーあたりということは、3年生になる
までに決着がつくのだろうか。


実際、高校3年生になると受験勉強に集中するだろうから、文化祭などの
イベントも盛り上がらず、ラノベにはしにくいだろう。
なので、受験期は省略して、大学進学後のエピローグで話を終わらせるの
かもしれない。



オッサンから見ると、物語の中で魔王のごとく振舞っている雪ノ下春乃も、
二十歳そこそこの小娘である。
分かったようなことを言っているが、しょせん大学生が高校生をいじめて
いるにすぎない。


なので、なんとか比企谷八幡の力で雪ノ下雪乃の自我を目覚めさせ、雪ノ下母と
雪ノ下姉の鼻を明かしてやりたい。
それが読者が望むカタルシスだと思う。


もっとも、悪者を倒してみんなハッピーになりました、おしまい、では作者も
納得しないだろうから、素直な終わり方ではないだろう。
どんなひねくれた結論になるのか、楽しみだ。



さらにオッサンから言わせてもらえば、正解というのは問題設定の数だけあって、
たった一つを選ばなければならないわけではない、ということだ。


円筒形を真上から見ると○だし、真横から見ると□で、どちらも正解である。
世界は矛盾に満ちているし、正解は人と人との関係性の数だけある。


たった一つの正解に拘泥するのは、まさに青春であり、きっちり悩んでほしい
けれど、こじらせるのも困りものだ。
果たして奉仕部のみんなはひとつ大人になれるのかどうか。
そのあたりも期待している。



ところで、p150 11行目

「ちっ、甘い瘴気か漂ってるな……」

は、「甘い瘴気漂ってるな……」の誤植ではないでしょうか。