Boaz2015-06-07

ブックオフヤマザキマリの「イタリア家族 風林火山」を買った。

イタリア家族 風林火山 (ぶんか社コミックス)

イタリア家族 風林火山 (ぶんか社コミックス)

私だったら絶対に耐えられない生活をしていて、よくこれを乗り切ってしかも
マンガにできてるなぁ、と感心した。


あと、顔を上げてギャーッと叫ぶところが、スヌーピーを描いたシュルツの表現に
似ていて面白かった。あれはエッセイマンガ限定で、テルマエ・ロマエのような
のには使わないのだろう。



このマンガに登場する、ヤマザキマリの姑マルゲリータは、冷蔵庫がグッチャグチャで
料理が下手である。
これが私の母親そっくりで、国は違っても同じような人はいるものだと思った。


そして、このタイプの人は他人の言うことに絶対に耳を貸さない。
他人というか、自分より下だと思っている人、というべきか。
その代わり、テレビに出てくる有名人の言うことは、何も考えずに従う。
納豆が健康に良いと宣伝されると買い占めるようなタイプの人だ。


マンガの中に、ヤマザキマリが味のないスープを食べている場面があった。
私も同じ経験がある。
あれはどういうプロセスで作られるものなのか。
おそらく世界中で料理の下手な人は、味のないスープを作っているはずである。



マンガには描かれていないが、おそらくマルゲリータは食べ物の保存方法も下手で、
いろんなものを腐らせていると思われる。


太古からこういう人がいて、その人達のおかげで発酵食品が発見されたのではないか。
その意味では、人類に貢献しているとも言える。


私の母とマルゲリータの遺伝子を詳しく調べてみたら、同じ部分に欠損があるような
気がしてならない。