ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論

私は20年近く前にフィレンツェのウフィッツィ美術館を訪れたことがある。
そこで有名な作品をいくつか鑑賞できたけれども、知識がないので、すげー、
ぐらいしか言葉が出なかった。


もしそのとき、こういう美術入門をひとつでも読んでいれば、もっといろんな
ことを吸収できたかもしれないのに、と思うと悔しい。


電子書籍版は図版がすべてカラーになっているらしく、ちょっとうらやましい。


この本はルネサンス期を語ったものだが、もっと後の時代の印象派なども
このような分かりやすい語り口で書くとシリーズ化できて面白いのでは
ないか。