Boaz2015-03-04

ツイッターで知ったのだが、小学館漫画賞のパーティー島本和彦
石川雅之が初めて顔をあわせたのだそうだ。


以前に電話で話したことはあるが、実際に会って緊張した、と石川
雅之がつぶやいていた。



マンガ家というのは、自分の仕事を基本的に雜誌や単行本で発表して
いるから、読もうと思えばほぼ全ての履歴をたどれる。
マンガ家に限らず、世間に対して個人名で仕事をしている人はみんな
そうだ。


そういう人たちのパーティーがあったとする。
(というか、現にいくらでもあるのだが)


一方的な関係、つまり片方は有名人で、もう片方は無名の場合、
位置エネルギー的な落差が生じる。
変な書き方をしてしまったが、要するに無名の人がキョドって
しまう、ということだ。


が、両方が有名人だと、お互いに相手の仕事を知っているとしたら、
前から知り合いのような感じになるのではないか。
初対面だけれど、少し距離感が近いというか。


もちろん、有名人どうしでも、先輩と後輩のような落差はあるだろうが、
無名の人と無名の人の初対面のように、何を話したらいいのか分からない
ようなことにはなるまい。



つまり、本当の意味でのセレブリティというのは、初対面だけれど
何をしている人なのか知っている人であり、彼らがパーティー
次から次へと違う人と会話できるのは、その事前情報があるから
であろう。


そもそも、パーティーというのはセレブリティのためのもので
あり、無名の人が紛れ込んでも惨めな思いをするだけである。


下々の人間は、合コンなどで自己紹介ゲームをするくらいが
関の山だろう。



ただ、個人名で仕事をしていない人でも、特殊な業界内では有名と
いうこともあるだろう。
たとえば、三菱重工で戦車を担当している某さんは、川崎重工
IHIの防衛関係の部署にいる人ならば当然知っているはずだ。


そういう人たちが集うパーティーがあったとしたら、お互いに
会話が弾むかもしれない。
というより、腹の探り合いになるのか。怖い怖い。