正月にテレビをつけると、なんとなく「新春かくし芸大会」が映って
おり、数分見てチャンネルを変えたものだった。
そういえば、今年はやってないな、と思ってググったら、実質的に
2009年で終わっていた(2010年は総集編)。
私はこの番組がフジテレビ系だということすら知らなかった。
もちろん、通して見たことも一度もなく、どういうシステムだった
のかも、よく分かっていない。
なので、番組が終了しても特に何もないのだが、渡辺プロダクションと
フジテレビの凋落を感じずにはいられない。
そして、いつからかは分からないが、芸能人のヒエラルキーが崩れて
しまったのだろう、ということも想像できる。
今でも先輩・後輩の関係はきっちりしているとは思うが、全体的な秩序
とでもいうべきものがなくなった気がする。
それは大衆の好みが細かく分散してしまったことと同時並行しており、
紅白歌合戦の出場者が、なんだかモヤッとしていることにも関係して
いるだろう。
今後、大手芸能事務所の偉い人がどんどん亡くなっていく。
そのとき、次世代を担う人がいるのかどうか。
戦国時代のような混沌が起こるような気がする。