Boaz2014-03-31

たまたまサウナのテレビで「笑っていいとも」の特番を見た。
ウンナンダウンタウンタモリトークしていると、とんねるず
爆笑問題ナインティナインが乱入してくる場面だった。
明石家さんまはずっと口にテープをあてて何かやっていた)


おお、ダウンタウンとんねるずと同じ番組に出ている、と身を乗り
出したが、特に何があるわけでもなく、生放送なのでにぎやかしの
トークが続いた。


私はなんとなくフジテレビの終わりを感じた。


ウンナンダウンタウンとんねるずの世代は、フジテレビとともに
あった。もちろん他のテレビ局でもヒット番組を作っているのだが、
勢いと革新性が最もあったのはフジテレビ製作の番組だった。
ナインティナインもそこに入れてもいいかもしれない)


その彼らが、特に何をするわけでもなく、ステージで騒いでいる。
わけがわからなくなったやりとりを、タモリが端の方でニヤニヤし
ながら眺めている。


こうした場を作れる芸人は、たぶんタモリだけだ。
だが「笑っていいとも」は今日で終わる。
我々が芸人たちの杉浦茂的な混沌を見ることは、もうないだろう。



思えば、20代の芸人が冠番組を持って天下を取る、という現象は
いつから始まり、いつ終わったのだろう? 


今世紀になってからは、一発屋芸人が散発的に現れては消えることが
繰り返されている。
そして40代前後の芸人が「若手」と呼ばれている。
もしかしたら、それは社会の若さとパラレルな関係にあるのかもしれない。


深夜番組に芸人を出演させて育てることをやめたテレビ局は、結局
自らの首を絞めることになったのではないか。
私はもはやフジテレビのバラエティ番組に何も期待はしない。



では、どうやったらフジテレビは復活できるのか。
産経新聞がついているのだから、超保守的な内容のテレビ番組を製作
すればよろしい。
つまり、現在フジテレビに批判的なネトウヨを味方につけるのである。


大阪ローカルで「たかじんのそこまで言って委員会」という番組があり、
「正論」とか「WiLL」の読者層が支えている。
この内容をパクればいい。


そこで中国・韓国・北朝鮮を批判し続ければ、視聴率はみるみる回復
するだろう。自民党もニンマリである。
いかがだろうか。