日経ビジネスオンラインに、サイゼリヤの会長のインタビューが載って
いた。インタビュアーは女子高生だったせいか、とても分かりやすい
言葉で語っていたのがよかった。
残念ながら四国にサイゼリヤはない。
私は横浜アリーナ近くのサイゼリヤで物珍しさに一度食べたことが
あるだけだ。
あの値段でイタリアンが食べられるのは、正直うらやましい。
とびきり旨いわけではないが、また来てもいいかな、という味である。
今回のインタビューでも会長がそう言っている。
そして、サイゼリヤでは各店舗の店長に売上目標を持たせない、と
話している。どこかの牛丼チェーン店の会長に聞かせてやりたい。
売り上げを増やすための条件は3つあって、まずは場所がいいこと。
おなかが空いている人がいっぱいいるところがいいでしょう?
それから2つ目は席がいっぱいあること。
そして3つ目は料理が早く出ること。
と会長は言う。場所も席数も店長が決められるわけではない。
なので、店長は無駄な経費を使わないことが求められるという。
さらに、行列ができる店は必ずしも良い店ではない、という。
なぜ行列ができているかというと、席数が少なく料理がすぐ出て来ない
からである、と。
これは目からウロコだった。
(もっとも、大都市では話題になると異常なほど人がやってくるから、
普通の規模の店では対応できないだろうけど)
↓
四国にサイゼリヤがないのは、人口が少ないからだろう。
薄利多売が基本なので、人がたくさんいないと成り立たないのだ。
九州も福岡県にしか出店していない。
ラノベ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」では、当たり前の
ように高校生がサイゼリヤで食事をしている場面が出てくるが、四国や
九州の読者はどんなものを想像しているのだろうか。
なんかファミレス的なものかなぁ、とぼんやり想像しているのかもしれない。
日本にはサイゼリヤを知らない子もいるんです。