倉敷から戻ってきました。
台風が来ていたので瀬戸大橋線が通れるか心配でしたが、余裕で
戻れました。
倉敷の美観地区を歩きまわって、今になって疲れが出てきたので
詳しくはまた別の機会に。
というわけで、10日経って誰も見ていないだろうけど、倉敷の写真を
ペタペタと貼っておく。
美観地区という観光地があって、掘割と蔵屋敷が並んでいる風光明媚な
場所だ。
ひとつ苦言を呈しておきたいのは、倉敷に限ったことではないのだが、
多くの店が若い女性向けの商品を前面に出している、という点である。
ガラス細工だの甘いものだの、いかにも“スイーツ”どもが喜びそうな
商品ばかりが並んでいる。
商売だから売れるものを置くのはいいとしても、オッサンは何も買う
ものがない。
が、じゃあオッサンは何が欲しいのか、と言われても、ああいうファンシー
な観光地で求めるものは特にないのである。
というか、たいていはカップルとか夫婦で来ているのであり、友達のいない
オッサンにとっては、どこだってアウェーなのだった。
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しかし、倉敷の美観地区には、世界に誇る大原美術館がある。
もちろん私も行った。そしてそのコレクションの確かさに唸った。
モネやピカソやゴーギャンやマティスなど、西洋近代絵画の入門編に
ぴったりである。
これはモネが描いた場所の睡蓮を持ってきたものだそうで、小ぶりだが
きれいだった。
多くの観光客は本館を見ただけで出て行ったが、分館のコレクションも
見事だった。
まさかここで現代アートの会田誠の作品「愛ちゃん盆栽(松)」を見る
ことができるとは思わなかった。グロ可愛いとはこのことだ。
工芸館や東洋館の展示もよかった。
バーナード・リーチの蛸の絵の皿は、レプリカでいいから欲しかった。
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岡山駅に到着したとき、駅ビルの横にある岡山シティミュージアムで、
「絵師100人展」をやっていたので見た。
蒼樹うめやいとうのいぢなどの作品が100人分あって、これが現代の
日本の萌えか、と堪能した。
たしか「日本」をテーマにしたものを描いてください、という縛りが
あったはずで、やたらと巫女や女子高生が多かった。
あとはそれらが刀を持っているパターン。
同じような絵が多いなか、おっと思わせるものがいくつかあった。
たぶん、そういう人は伸びしろがあるのだろう。
私が見たのは「01」バージョンらしく、次は名古屋でやるみたいだ。
秋葉原では「04」バージョンがあるみたいだ。絵師が変わっているの
だろう。またどこかで見てみたい。