Boaz2014-10-05

倉敷から戻ってきました。
台風が来ていたので瀬戸大橋線が通れるか心配でしたが、余裕で
戻れました。


倉敷の美観地区を歩きまわって、今になって疲れが出てきたので
詳しくはまた別の機会に。


というわけで、10日経って誰も見ていないだろうけど、倉敷の写真を
ペタペタと貼っておく。



美観地区という観光地があって、掘割と蔵屋敷が並んでいる風光明媚な
場所だ。


ひとつ苦言を呈しておきたいのは、倉敷に限ったことではないのだが、
多くの店が若い女性向けの商品を前面に出している、という点である。


ガラス細工だの甘いものだの、いかにも“スイーツ”どもが喜びそうな
商品ばかりが並んでいる。
商売だから売れるものを置くのはいいとしても、オッサンは何も買う
ものがない。


が、じゃあオッサンは何が欲しいのか、と言われても、ああいうファンシー
な観光地で求めるものは特にないのである。
というか、たいていはカップルとか夫婦で来ているのであり、友達のいない
オッサンにとっては、どこだってアウェーなのだった。



しかし、倉敷の美観地区には、世界に誇る大原美術館がある。
もちろん私も行った。そしてそのコレクションの確かさに唸った。

モネやピカソゴーギャンマティスなど、西洋近代絵画の入門編に
ぴったりである。

これはモネが描いた場所の睡蓮を持ってきたものだそうで、小ぶりだが
きれいだった。


多くの観光客は本館を見ただけで出て行ったが、分館のコレクションも
見事だった。
まさかここで現代アート会田誠の作品「愛ちゃん盆栽(松)」を見る
ことができるとは思わなかった。グロ可愛いとはこのことだ。


工芸館や東洋館の展示もよかった。
バーナード・リーチの蛸の絵の皿は、レプリカでいいから欲しかった。



岡山駅に到着したとき、駅ビルの横にある岡山シティミュージアムで、
「絵師100人展」をやっていたので見た。
蒼樹うめいとうのいぢなどの作品が100人分あって、これが現代の
日本の萌えか、と堪能した。


たしか「日本」をテーマにしたものを描いてください、という縛りが
あったはずで、やたらと巫女や女子高生が多かった。
あとはそれらが刀を持っているパターン。


同じような絵が多いなか、おっと思わせるものがいくつかあった。
たぶん、そういう人は伸びしろがあるのだろう。


私が見たのは「01」バージョンらしく、次は名古屋でやるみたいだ。
秋葉原では「04」バージョンがあるみたいだ。絵師が変わっているの
だろう。またどこかで見てみたい。