Boaz2014-05-06

郊外のショッピングモールにある大型電器店に行ったのは、地デジ化の
前だったから2011年の春だったろうか。
親のテレビを新しいのに買い換えるのが目的だった。


テレビは無事に決まり、ついでだから最近のハードディスクレコーダー
どうなっているのか見てみようと、近くにいた若い女性店員に声をかけた。
「すいません、DVDレコーダーはどこですか?」


するとその若い女性店員は
「でぃーぶいでぃー?」
と小馬鹿にしたように応えた。


そうか、いまやブルーレイ対応のものが主力商品だからな、と
「あの、ブルーレイのレコーダーです」
と言い直した。
若い女性店員は売り場がある方を指さして、どこかに行ってしまった。



なんで2014年になってこんなことを思い出したのか、自分でもよく
分からないが、ずっと腹が立っている。


確かに、私は買いそうにない客に見えたかもしれない。
そしてDVDと古い名称を言ったのも悪かっただろう。


それにしても、あの対応は何だったんだろう。
キモいオッサンのストーカーとでも思われたのだろうか。


その店員は、自分のひとことで、一人の客が永遠に失われたことを
知る由もないだろう。


しかし、まだ売り場にいたなら、同じような対応をして、どんどん
売上が落ちているような気もするが、どうなのだろう。
それとも、買いそうな客にはものすごく愛想がいいのだろうか。
だとしたら、その見分け方に素直に感心する。