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橋下クン。
「ぼくがかんがえたさいきょうの大阪都構想」がみんなから
反対されて大変だったね。

せっかくいいことを思いついたのに、まわりがバカばっかりだから
全然うまくいかなくて腹が立ったんだね。
おじさんも昔そんなふうに考えて、会社を辞めちゃったことがある
から、よく分かるよ。

でも人生はリセットボタンを押しても変わらないんだ。
時間も人も、決してもとには戻らないんだよ。

たぶん橋下クンも、選挙で勝てるとは思ってないんだろう？　
だって戦う相手がいないんだもの。
橋下クンはいつも誰かを悪者にして戦ってきたから、悪者がいないと
困っちゃうよね。

だから本音では、もう大阪都なんてどうでもよくて、でも格好良く辞める
には、仕事を放り出すよりも選挙で戦って負けた方がイメージがいいと
思ってるんだよね。
自分は正しかったけれど、誰も投票してくれなかったから悪いんだって
言い訳したいんだよね。それが民意だもんね。

ところで選挙には何億円もかかるって知ってるかい？　
任期満了まで市長をしていたら必要なかったお金なんだけど、このお金で
もっといろんなことができたんじゃないかなぁ。

おじさんは法律の素人だから分からないんだけど、自治体の首長は任期中に
何度でも辞任して何度でも立候補することができるのかな？　
もしそうだとしたら、正当な理由がない場合はむやみに選挙できないように
しないといけないんじゃないかな。

橋下クン。
政治家を辞めて、またテレビに出て人気者になれるといいね。
そのときはまた「ぼくがかんがえたさいきょうの」何かを話してね。