Boaz2013-11-07

NHKの朝ドラ「ごちそうさん」は、私の嫌いな子役が1週間ほどで
出番を終え、一ヶ月で大阪編になった。
いきなり家庭内のいざこざが始まり、キムラ緑子が演じる小姑の
いじめっぷりが見事なので、私はがっつり心を掴まれてしまった。
あんなに腹の立つキャラクターを作りあげたのはすごい。


できれば視聴者がスカッとするような展開を見たいけれども(例えば
土下座して謝るような)、朝ドラなので和解するだろう。
そのあたりが「半沢直樹」とは違う、女のドラマということか。



そういえば私は、ちゃんとした家庭料理を食べないまま死ぬことが
分かった。


母親はメシマズの人なので、ほとんどまともな料理を食べたことが
ない。
自分で作る料理は、見よう見まねというか独学なので、地域や伝統と
無関係である。
外食で郷土料理を食べたこともほとんどない。


なるほど、結婚というのは家庭料理を受け継ぐためでもあったのか。


もっとも、これには反論もあるだろう。
そもそも家庭料理の伝統はそれほど古いわけではなく、現在のような
和洋中が何種類もあるものは、せいぜい戦後からだ、という。


それに、ちゃんと料理をしない人が増えているので、実は家庭料理は
絶滅しつつある、という説も聞いたことがある。


そう考えると、私のように家庭料理を食べないまま死ぬ人は、それほど
レアではないような気もしてきた。
そもそも、家庭料理というかお袋の味という概念は、外国語にあるの
だろうか? イタリアとかロシアにはあるはずだが、英米にはないと
思う。