
- 作者: 木俣冬
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: 新書
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いう感じの面白い一冊だった。
この本で取り上げている朝ドラで私が見ていないのは「花子とアン」と「カー
ネーション」だけだったのだが、他の作品もぼんやりとしか記憶にないものや、
そんな展開だったっけ、と忘れてしまったものがあり、楽しく読んだ。
2010年代の朝ドラの盛り上がりはツイッターなどのSNSとともにある、という
指摘は確かにその通りで、私のタイムラインにも現在放送されている「ひよっこ」の
絵がいくつか流れている。
(余談だが、「ひよっこ」はここ数年の朝ドラでも名作ではないかと思うが、
あまり話題になってないのが残念だ)
私があまり面白いと思っていなかった「べっぴんさん」でも、愛情あふれる
イラストを見ると、なるほどこういう見方をしている人もいるのか、と考えを
改めることがある。
この本からこぼれ落ちた「ちりとてちん」も話題にとりあげてほしかったのだが、
それを言い出すときりがないので、また別の一冊で朝ドラを語ってくれると
ありがたい。
2019年にはなんと通算100作目になるそうで、もうこうなったら「アベンジャーズ」
みたいに存命中の朝ドラヒロインが次から次へと登場して活躍する作品を製作したら
いいんじゃないかな、と思う。