OECDの国際成人力調査の結果が新聞に載っていた。
こういうランキングをつけることが正しいのかどうか疑問があるが、
この結果を素直に受け取るならば、日本は読解力と数的思考力が
トップだったことになる。
年齢や学歴別の分析でも、日本は均質で高い能力を維持している
ことが分かっている。
なのに他の国より生産性が低いとされているのはなぜか?
それは、人材をうまく使っていないからだ。
ということは人を使う立場の人間、つまり経営者の能力が低いと
いうことになる。
どうせなら、OECD加盟国のうち、ブラック企業が存在する国を調査
すればよかった。たぶん圧倒的に日本が多いのではないだろうか。
体育会系やヤンキーのような暴力的な人間が経営者として威張って
いる会社が多すぎるから、能力のある人が無駄に疲弊しているので
はないか。
あと、現場を知らないガリ勉も、こういうテストでは高得点をとれる
かもしれないので、日本がトップと浮かれてもいられないかも。