Boaz2013-09-06

宮崎駿監督が引退する。
私が思ったことは、他の人が言葉にしているだろうから、付け加えること
はない。


何度見ても面白い作品を作っているのだから、何度も見て楽しめばいい。
老体に鞭打って新しい長編映画を作れ、という権利は誰にもない。


が、宮崎監督は、何かを描かないといけない業を持った人でもある。
これからは、関係各所からのプレッシャーのない生活をしたい一方で、
落書きは描いていたいだろう。


ということは、商売抜きの、同人誌的なものを作ったらよろしい。
現に、「紅の豚」や「風立ちぬ」のもとになったマンガは、そういう
自由に好きなものを描くスタンスで生まれたものだ。


どうせなら、一般には発表できないような過激なものを描いていただき
たい。それがストレスの発散になるだろう。
(過激といってもエロいものではなく、思想的に、という意味で)


それらは遺言で、監督の死とともに棺桶に入れて燃やされるのである。


でも、その約束は守られず、鈴木プロデューサーがこっそり隠し持って
いて、遺族を言いくるめて出版してしまうのだった。


そんな未来を想像したが、ありえない話でもなさそうなのが怖い。