Boaz2012-12-07

オスカー・ニーマイヤーの訃報を知った。
104歳の大往生だ。長生きしたなぁ。
前に石ノ森章太郎のマンガの中の建築物について書いたことがあったが(
ニーマイヤー風の建物もあったような気がする。



アニメ「えびてん」第10話(最終回)を見た。
ビューティフル・ドリーマー」を完コピしており、BGMもそれっぽくて
見事だった。


このアニメを製作した人の年齢が分からないが、おそらく中学生ぐらいの
ときに刻印を受けたに違いない。
CMに入る前後のテロップに「天悶ロードショー」とあったから、テレビで
放送されたのを見た、というメッセージだろうか。つまり劇場公開された
時期には見られなかった、ということだとしたら、30代半ばといったところ
か。


ビューティフル・ドリーマー」が少年たちに与えた影響が、何十年か
してこういう形で現れるとは。
オタクの世界も確実に世代交代しているということか。



アニメ「ガールズ&パンツァー」の大ヒットを受けて、戦車のプラモデル
に特需が入っているらしい。
いまの子供たちはあまりプラモデルを作らず、作ったとしてもガンプラ
なので、文化として痩せていく一方だったが、思わぬところから援軍が
現れたみたいだ。大事に育てていってほしい。


が、実は戦車のプラモデルを買っているのは、大部分がオッサンなのかも
しれない。


いったい、世界にはどのくらい模型メーカーがあるのだろうか。
米英仏独にはちゃんとあるようだが、商売になるほど売れているのかどうか。
日本は質も量も世界一であろう。


考えてみれば、子供が気軽にプラモデルを作るには、お手頃な価格とほどほど
の難しさのある製品を開発しなければならず、金型のクオリティも高くなければ
飽きられてしまう。先進国でなければ無理だ。


さらに、作りたくなる憧れを子供が持たなければならない。
戦車にしろ飛行機にしろ、アニメのキャラクターにしろ、何かの媒体で目に
触れなければ知りようがない。メディアが発達していなければ不可能だ。


日本ほどプラモデル作りの環境が整い、モデラーの裾野が広い国は他にない
のではなかろうか。
これが次の産業の種になってくれたら心強いのだが。