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官僚は普通の人をバカだと思っている。これは世界共通の原則だ。
東日本大震災のときも、普通の人（＝バカ）に本当のことを教えた
ら大混乱になるからやめておこう、という判断がはたらいていた。

中国の官僚が民主的な選挙を認めないのも、バカに一票与えたら
せっかくまとまっている国がバラバラになる、と考えているから
だし、ロシアのプーチンが強権を手放さないのも、バカに好き勝
手なことをさせないためである。
あくまで主観的には、だけど。

中国やロシアが専制的なのは、国土が広く人口が多いから、という
のも理由の一つだろう。官僚的に言えば、バカの数がとんでもなく
多い、ということだ。

では、インドはどうなのだろう？　
カースト制度でバカを抑え込んでいる、ということだろうか。
食うや食わずで、政治に無関心な人が多いからかもしれない。

最も不思議なのが米国である。
国土が広く人口も多い国で、一人一票の権利もある。
どうやってバカをコントロールしているのだろうか。
特に何もしていないように見えるのだが。

ということは、官僚が考えるほど普通の人びとはバカではない、と
いうことになりはしないだろうか。

せめて日本の官僚たちに、普通の人はそんなにバカではないよ、と
納得させたいのだが、その方法が分からない。