![「汚い」日本語講座 (新潮新書) 「汚い」日本語講座 (新潮新書)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41cVIy6wF1L._SL160_.jpg)
- 作者: 金田一秀穂
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/12
- メディア: 新書
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最初は大学のゼミでの話を記録したような文章だけど、後半になると
そういう設定がなくなっている。
最後は構造主義的な話になってきていて、うまく着地できているかど
うかは微妙。
文章中にアナログ・デジタルという言葉が、何の説明もなしに使われ
ているけれど、この言葉の定義をちゃんとしてから使わないといけな
いのではないかなぁ、と思った。
でも、途中に「ネバネバ食」は日本特有のものか、というくだりがあ
って、これは面白かった。納豆とか自然薯などのネバネバを旨いと思
う民族は、もしかしたら日本人だけなのか、という考察は、発酵食品
に造詣の深い小泉武夫に検証してもらいたいです。