エロとメディア

ビデオのVHSがβに勝利した要因は、一説によるとアダルトビデオをどちらでレンタルできるか
だったらしい。
しかし、レンタルビデオの趨勢がそんなに影響を与えたのかはっきり検証できないし、この話
は都市伝説の一つだろう。


もうひとつ、LDとVHDの争いもあったが、これはあっさりとLDに軍配が上がった。
しかし、エロLDが普及したという話はあまり聞いたことがない。もっぱら映画やアニメソフトの
コレクションのためだったと思う。
LDはレンタルにはなじまず、購入するソフトであった。


さらに時代は下ってDVDになるとどうか。
このメディアの普及に貢献したのは、間違いなくPS2だろう。
ゲーム機でありながら、DVDプレーヤーとしても使えるところにお得感があった。
ここにもエロDVDが介入する余地はない。


現在、次世代DVDメディアで、ブルーレイとHDDVDが覇権を競っている。
どちらが勝つかは、よく分からない。消費者も様子を見て買い控えていると思う。
私は、ここで再び割と下らないソフトを出すか出さないかで、大勢が決まるのではないかと予想
する。だが、少なくともエロ関係ではない。


というのも、エロ画像ならすでにネット上でいくらでも見られるわけで、わざわざ買ったりレン
タルする層は、どんどん高齢化しているのではないかと思うからだ。


それとも、いま20代前半の若者たちも、こぞってエロDVDを借りまくっているのだろうか? 
私はもう何から手をつけていいやら分からなくなってしまったので、ここ数年、エロDVDをレン
タルしたことはない(友だちに借りたのはあるけど)。


それはともかく、ブルーレイかHDDVDかの規格を決定するのはソフトであることは間違いない。
映画はひとつの重要な要素ではあるが、私は昔のドラマとかアニメの復刻作品が意外と重要なん
じゃないかと思う。


そんなの高画質でも何でもないから意味ないじゃん、という話もあろうが、消費者はもはや高画
質をそれほど求めてないような気がするのだ。
そりゃ、展示場で比べてみたら、ああ綺麗だな、とは思うだろうけど、ビットレートがどうのと
言うのはオタクだけだろう。


つまり、次世代メディアの長所を否定するけれども、メーカーはこの際、画質よりも長時間記録
できることをアピールしてはどうかと思う。
これまでDVDボックスだったのが一枚で済むとか。
でも、ボックスはボックスだから価値があるんだから、それも困るよなぁ、という話で。


ちなみに、次世代規格でエロDVDって出てるんでしょうか? 
ググったら、ちゃんとあるんですね。さすがだ。
でも、ああいうのを高画質で見たいかなぁ‥‥? 


本文と写真はまったく関係ありません

( ^▽^)<ブルーレイでアロハロDVDを出すよ!(←ウソです)