前半は「受験の神様」の最終回を見ていたので見逃してしまったが、ふとチャンネルを変えると
堀北真希が出ていたのでがっついた。
原作はスピリッツに連載していた司法マンガで、作者はたぶん江川達也のアシスタントだったの
ではないか。
連続ドラマになってもおかしくないと思うが、エピソードを濃縮させて2時間ちょっとの特番に
なっていた。賢明な判断だと思う。
これって、テレ朝の「Happy!」のように、人気があったら続編を作るパターンかな?
以前、堀北真希が「鉄板少女アカネ」で主演したときも思ったのだが、事務所はシリアスな役と
コミカルな役を交互に演じさせてバランスをとっているような気がする。
ドラマではそうやって人気を集めておいて、映画では清純派を演じるというスタンスなのかもし
れない。
もし彼女が映画だけに専念したとすれば、日本映画全盛期の高峰秀子にも匹敵する女優になると
思うが、どうだろうか。
このドラマで掘北が演じた役は、マンガでは巨乳の女子高生という設定で、さまざまなセクハラ
シーンがある。
さすがにそれはNGみたいだが、ブレザーにチャイナドレスと楽しませてもらった。
特にチャイナドレスを着たときの、おなかがぽっこり出ていたのには萌えたね。
谷原章介や小池栄子も楽しそうに演じており、肩の力が抜けたいい意味でB級の作品だったと思
う。連続ドラマが慢性的に疲弊しているように見える現在、こうしたスペシャル枠のドラマに光明
があるのかもしれない。
これからちょっと忙しくなるのでドラマを見る暇がなくなるが、今クールの最後にこういう軽く
て面白いのを見ることができてよかった。
うまく作品に反映できるかどうかは分からないが、テレビ局は40〜50年代のハリウッド映画の、
スクリューボール・コメディをもっと研究するべきだと思う。
そうすれば、かつての月9枠の視聴率も復活するのではなかろうか。