パパとムスメの7日間

使い古された設定ながら、すごく面白かった。
新垣結衣が画面に出ていると、細かいことなんかどうでもよくなってしまう。
やはりドラマは可愛い子が出てるのがいいよねぇ、とオッサンは思うのです。


入れ替わりパターンの作品は多く、マンガだと藤子・F・不二雄のSF短篇にもあるし、弓
月光の「ボクの初体験」も面白い。

ボクの初体験 2 (集英社文庫(コミック版))

ボクの初体験 2 (集英社文庫(コミック版))


ところで、このドラマの視聴者層はどのあたりにあるのだろう。
新垣結衣目当ての20〜30代の男性と、舘ひろし目当ての40〜50代の女性だろうか? 
思春期の娘を持ったお父さんは、あまり見ていないと思うのだが、そういう共感は求めて
いないのかもしれない。


こうした入れ替わりパターンの物語は、違った立場の人間の気持ちを理解することで終わる。
今回だと男と女・父と娘・大人と子供という立場が交換されるわけだが、性的なことはリア
ルには描けないだろうし、あくまでも滞った愛情がスムーズになる、という着地点でエンディ
ングを迎えるはずだ。


だから、こういう物語のタブーは、入れ替わったまま戻らないことだろうし、交換不可能な
ものが交換されることだろう。
例えば、ユダヤ人とパレスチナ人がある日突然入れ替わってしまうとか、石原都知事と胡錦
国家主席が入れ替わる、なんて話は(面白いだろうけど)成立しない。


物語の世界は、あくまでも和解できることを前提に作られているわけで、だからこそコメディ
として楽しく鑑賞できるのだ。


しかし、もしこの人と中味が入れ替わってしまったら、と想像することは、とてもいいこと
なんじゃないかなぁ、と思う。
相手の立場を慮ることができる人は、オトナなんじゃないかなぁ、と。


ただし、何を考えているのか分からず、全く共感できない奴も世の中にはいるわけで、そう
いう人を私たちは狂人と呼ぶのかもしれない。


親子が入れ替わるという楽しいコメディを見たのに、なんだか変な方向に話がいってしまっ
た。申し訳ない。
このドラマはドコモがスポンサーのひとつなので、これからもストーリーの中で携帯電話が
大活躍するだろう。
新シリーズのCMは、他社に比べてキャッチーな音楽がないのでつまんない。
いっそのこと、新垣結衣を投入したらよくね? と思うのだがどうだろうか。


本文と写真はまったく関係ありません

从*・ 。.・)<入れ替わっても仲良しだもんねー
从*^ー^)<ねー