なぜか急に思い出した番組で、ググると Wikipedia にあった。
1978年4月から1984年3月まで、NHK総合テレビで午後6時から放送された子供向け情報番組
である。
ちなみにこの番組の後に「プリンプリン物語」をやっていたらしい。
もう、私にとってのゴールデンタイムである。
司会は鹿野浩四郎と帯淳子で、ぼんやりと顔を思い出せるがほとんど忘れてしまった。
いま鹿野浩四郎は絵を描いて生計を立てているそうで、帯淳子は普通の主婦になったらしい。
もうひとり、田畑彦右衛門というお爺さんが出演していたが、この人はNHKの解説委員で、現在は
退職してコラムなどを書いているそうだ。
(放送時はまだ50代だったみたいだが、子供の目からは十分お爺さんっぽかった)
たしか日本で「酔拳」がプレイクしたときにジャッキー・チェンがゲスト出演していたと思うが
別の番組と勘違いしているかもしれない。
そのときジャッキーは、腕立て伏せの姿勢で、手のひらと甲を交互にひっくり返す技を披露して
くれた。
子供心に、すげーと思ってマネしてみたら、捻挫しそうになったのでよく憶えているのだ。
あと、ロクジローという番組のキャラクターである。
これはけっこういいデザインだと思うが、どういうコンセプトで誰が作ったんだろう?
当時、塾へ行ってなかった私は、学校から帰って遊びに行き、日が暮れそうになって腹が減って
きたので家に帰り、夕食を待つ間にこの番組を見ていたような気がする。
民放では何を放送していたのか記憶にない。アニメは5時台だったと思う。
私がマジョリティだったかどうかは分からないが、こういうライフスタイルは「600こちら情報部」
が終了した1984年あたりから変化していったのではなかろうか。
塾へ行く子供が増え、6時台は大人向けのニュース番組が主流になっていったのか、
あるいは、テレビが一人一台の時代になり、子供たちはテレビゲームをしていたのかもしれない。
そういえば、塾にやたらと時事問題に詳しい小4の女の子がいた。
たぶん、ゲームは一日のうちやる時間が決められていて、夕方はずっとテレビを見ていたのだろう。
地方はテレビ東京系がないので、アニメは放送してないのだ。
もう中学生のはずだが、あの子は今もニュース番組を見ているのだろうか。
現在、NHKは土曜日の6時から子供向けの情報番組をやっていて、大人が見ても分かりやすくために
なる。
でも、視聴率的には苦戦してそうだ。
そもそも、いまの子供たちはどのくらいテレビを見ているのだろう?