クレーマー化する親

NHKの「クローズアップ現代」を見た。
親が学校に対して要求することが、あまりにひどすぎるのではないか、という話だった。
仲の悪い子と同じクラスにしないでほしい、担任は自分が指名させてほしい、卒業アルバムに自分の
子供の写真が少ないから刷りなおしてほしい‥‥などなど。


最悪のケースとして、学級通信に忘れ物が多い子として実名で記入された、として学校に怒鳴り込んだ
親が執拗に校長を責め続け、最後には校長が自殺してしまった例をあげていた。


こういう壊れた親たちは、学校をサービス業と同じだと思っており、客には最高のサービスを提供して
当然だろう、という考え方が染み付いている。
教育はそういうものではない、という主張は内田樹のブログに書いており(06年7月26日付け)、私なん
かが付け加えることはないのだが、こういう親は学校以外の機関で処理した方がいいのではないか
と思う。


彼らは、どうしてこんなにクレームをつけるのだろうか。


まず、学校の権威を受け付けない。
大学の進学率が上がり、教師程度の学歴なら自分の方が上だ、と思い上がっている親も多いのではない
だろうか。


また、自分探し世代でもあるので、自分や自分の子供が特別な存在であることを疑おうともしない。
やたらと個性を連発して、勝ち組・負け組にこだわるのも特徴かもしれない。
なんだかだんだん悪口になってきたのでやめよう。


私が思うに、学校はすぐに謝罪するばかりでなく、一度親と徹底的に争ってみてはどうだろうか? 
本気で民事裁判やりますか? ぐらいのことを言ってもいいのではないかと思うのだ。
このまま舐められっぱなしでは、子供もやがて学校をバカにするのではないかと。


もちろん、学校側にも問題があることは分かっている。ひどい教師が現実にいるかもしれない。
しかし、ほとんどの教師はまともであるはずだ。
あまりにひどいクレームに対しては、ガツンとかましてやってもいいと思う。
そうしないと、たぶん死ぬまで分からないだろうから。


本文と写真はまったく関係ありません

全力でクレームする一例