孤独のメッセージ

白いレガッタ

白いレガッタ

このCDの一曲目に「Message in a Bottle」(邦題:孤独のメッセージ)という名作が
ある。この歌詞が、いま聴いても胸を打つのです。

難破して無人島に流れ着いた男が、瓶にSOSの手紙を入れて海に流す。
誰か拾ってくれたらいいんだけど‥‥


I send an S.O.S. to the world

I hope that someone gets my message in a bottle


希望だけが生きがいだ

Only hope can keep me together


ところが、ある朝、信じられないものを見た。
何百万本という瓶が浜に打ち上げられているのだ

Hundred billion bottles

Washed upon the shore


どうやら、たった独りなのは俺だけじゃないらしい
何百万もの遭難者たちが、もどる場所を探している

Hundred billion castaways

Looking for a home


俺は今日もSOSを送り続ける

I'm sending out an S.O.S.

こんな感じなのだが、いまの私のブログの状況そのものである。
毎日、何かを書いているのだが、それは瓶に入れた手紙を海へ流すようなもので、
どこからの返事もない。


一部の人気サイトを除いて、多くの人が同じような寂しさを味わっているのでは
ないか。
それは、ブログを始めてしまったから感じる孤独なのかもしれない。


この曲のほかにも、「Regatta de Blanc」や「Deathwish」のようなインストもあるし、
なにより名作「Walking on the Moon」も収録されている。この曲のベースラインは
最高だ。


‥‥というメッセージを、今日も電脳空間の海へポチャンと放り投げるのである。