Boaz2015-03-16

松山市の久万の台というところに「縁中縁」という中華料理店がある。
中国人が経営していて、四川風の麻婆豆腐が本当に辛くて美味しい。
だが、チャーハンは今ひとつだ。


そこで食事をしていると、「津軽海峡冬景色」とか「襟裳岬」のような
日本の演歌を中国語で唄っているBGMがよく流れている。



さて、こういう中国語のカバー曲は、いったい誰をターゲットにして
作ったのか。


中国では「北国の春」が大ヒットして、たいていの人がメロディを
知っているそうだが、他にも日本の演歌が浸透しているのだろうか。


ググると、中国語でカバーされた日本のポピュラーソングはわりと
ある。
もしかしたら、日本の曲と知らないで聴かれているのかもしれない。


私はてっきり、中華料理店などで流すBGM用にわざわざ作ったのでは
ないか、と思っていた。
でも、そんなニッチな市場にわざわざお金をかける人はいないだろう
から、やはりカバー曲の需要はあるのだろう。



逆に、中国のポピュラーソングを日本語でカバーしたものはあるの
だろうか。
テレサ・テンの「何日君再来」が最もヒットしたものだと思うが、
他はあまり聞いたことがない。


この不均衡は、日本と中国の間だけではなく、他の国でも見られる
かもしれないが、日本の輸出超過国は中国だけではなかろうか。


こういう現象も、何年かすると逆転するものだろうか。
私はまだ大丈夫だと思っているのだが。