拝啓、つんく♂さま

菊池俊輔という作曲家をご存知でしょうか? 
時代劇やアニメのテーマソングを作った音楽家として、一部では熱烈な支持を受けて
います。


私のフェイバレット・チューンは「ゲッターロボ」のテーマです。
イントロのブラスと、ティンパニの<ダンドン!>というアタックが繰り広げる高揚感は、
私の脳髄を直撃します。
しかも、歌詞の最初が「ガン!ガン!ガン!ガン!」です。
歴史に残る傑作だと思います。


最近のアニメの主題歌は、Jポップの人が唄っていますが、70年代は違いました。
その独特の曲調は歌唱法は、ひとつのジャンルを築いたと言ってもいいでしょう。
ここで菊池俊輔は縦横無尽の活躍をみせていたのです。


ここまで書けば、私の言いたいことも分かると思います。
そうです。モーニング娘。のシングルに、ぜひとも菊池俊輔風の曲を作ってほしいの
です。
できることならば、本人にアレンジを依頼していただけませんでしょうか。


私とて、菊池ソングには、ささきいさお的な男性ボーカルが似合うのではないかと
思ったのですが、ここは敢えてアイドルに唄わせてみるというのも一興ではないかと。
「直感」や「直感2」で、つんく♂さんの声が混入されておられるのを拝聴すると、
菊池風でもイケるんじゃなかろうか、と愚考する次第でございます。


マーケティングとしても、モーヲタとアニソン・特撮ソングは親和性が高く、かつ
70年代に幼少期を送った男性が多かろうと思われます。
そして、モーヲタ以外の男性にもアピールできることは間違いありません。
(10年ほど前に、アニメタルというものが小ヒットしましたことも申しそえておきます)


もちろん、つんく♂さんも、昨年「恋愛戦隊シツレンジャー」を発表されたことから、
上述の理屈はよくご存知だと思います。釈迦に説法であることはよく分かっています。
しかし、アレンジが平凡でした。
ギターサウンドじゃないんです。
ブラスなんです。


一般視聴者に「なんで?」と思わせるのが、私としてはいちばんの効果ではないかと
思います。
どうか、このような楽曲をリリースされることを、心より期待いたします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

                                    敬具