ミノフスキー粒子

BSアニメ夜話」で「ほしのこえ」の回を見た。
この作品では、火星と地球で携帯電話のメールをやりとりする。時差があるので、送信
したメールは8年後でないと届かない。男の子と女の子が、そういうシチュエーションで
離れ離れになってしまったらどうなるか、という話だった。


現在、携帯のメールは一日で一億通以上やりとりされているそうだ。
若者はもちろん、幼児や老人以外のほとんどの人にとって、なくてはならないツールに
なっている。
(私はなくても困らないくらいメールのやりとりがないのだが‥‥死にたいね)


機動戦士ガンダム」では、ミノフスキー粒子という設定がある。
この粒子が空間に拡散してしまったため、ミサイルが無効になり、モビルスーツ
戦わざるをえない、ということになっている。


では、携帯を無効にする粒子が拡散してしまったら、どうなるのだろうか? 


アンチ・マルコーニ粒子とか、名前はどうでもいいのだが、そういうものが悪意のある
誰かによってばら撒かれたとき、無線は使えなくなる。
(携帯のみ無効にできないかと思ったのだが、その周波数のみダメにする粒子という
のは理論的に可能なのかしら?)


私なんかは、じゃあ携帯のない時代に戻るだけじゃないか、と思うけれど、世の中は
一時的にパニックに陥るのかな。
あるいは、有線通信にしがみついて、必死になるのだろうか。
ていうか、有線回路もどこかで無線に依存しているのかしら。知識がないと分からない
のだが‥‥。


携帯は恋愛のかたちを決定的に変えてしまったけれど、使えなくなったら以前のかたちに
戻るのかどうか。それとも、いちどリンゴを食べてしまったアダムとイヴは、もう元には
戻れないのだろうか。


私は、駅などに端末を接続する装置が無数にある、ワイヤードな世界が出現するのでは
ないかと想像するのだが‥‥。