ビヨンドtheシー

これも今さらだが、松山映画祭で上映されていたので。
(それにしても、この映画の邦題はどうにかならなかったのか)


ボビー・ダーリンという歌手の伝記映画である。
日本でいうと、坂本九か。違うかもしれないけど。


内容はニューヨーク生まれのイタリア系アメリカ人が成功して挫折し、また復活するという
物語である。
私はこの映画でボビー・ダーリンのことを初めて知ったのだが、監督・主演のケヴィン・
スペイシーは本者そっくりに見えた。たぶん監督が大好きだったのだね。
映画の出来としては、まあ普通だった。


芸人の一代記を描いた作品では「レニー・ブルース」なんてのがあるけど、こういうのは
同時代にその人に接した人が一番感動するんだろうと思う。


私が映画を見ながら考えたのは、全く別のことだった。
ボビー・ダーリンの妻でサンドラ・ディーという人が出てくるのだが、この人がけっこう
キュートで、テイストが石川梨華さんに似ていたのだね。


たぶん、石川さんは60年代の米国ファッションがズバッとはまると思うのだ。
だから、当時のファッションのシチュエーション・コメディをやったら、かなり可愛い
のではなかろうか。
奥様は魔女」みたいな新妻をやったらいいんじゃないかな。演技はともかく。