貴族の初代は武勲を立てたりして偉かったかもしれないが、二代目・

三代目が同じように優秀とは限らない。むしろバカかもしれない。

にも関わらず、その家に生まれただけで偉い身分が保証される。

私はおかしな話だと思うのだが、そうは思わない人も多いようだ。

 

 

麻生太郎は何を言っても許されている。

ちょっと気になってどこの選挙区が検索したら、福岡県第8区だそうだ。

人口は約36万人で、ここ何回かの選挙では麻生太郎は13万票前後の

得票数で当選している。対立候補が5万票ぐらいなので、ぶっちぎりの

強さだ。

 

福岡第8区の有権者の約三分の一ぐらいが麻生太郎に票を投じている。

地元にどんな利権があるのかは知らないが、石炭やセメントの会社を

経営している一族なのだから、封建領主みたいなものなのだろう。

 

つまり投票権を持つ人々は、民主主義的な選挙を通して、貴族を

生み出しているのである。

 

 

なぜ、直接利権が及ばない人も麻生太郎に投票するのだろうか? 

回り回って自分も潤うと思うからか。トリクルダウン理論に騙されて

いるのか。

 

私は、多くの人は実は身分制度が好きだからだと思っている。

天皇制もそうだが、お上に従うのがたまらなく良いのだろう。

 

麻生太郎だけではなく、世襲政治家たちはだいたい各地方で貴族化

している。安倍晋三河野太郎小泉進次郎もそうだ。

 

結局、ほとんどの人にとって近代は訪れなかったのだろう。

いっそのこと華族制度を復活させて、世襲代議士たちに爵位

授けたらどうだろうか。

 

長年使っていた耳かきをなくしてしまった。

本気で探したら、たぶんどこかに落ちているのだが、もう

そういう気力はない。

 

で、百均に行くとほぼ同じ耳かきが売っていた。上部に雪だるま

のようなこけしのような小さな人形がついている竹製のやつだ。

梵天がついたのと二本セットである。

 

使ってみるとしっくりこない。やや大きいのだ。

女性の気持ちが少しだけ分かった気がする。どういうときの

気持ちかは言わないが、たぶんこんな感じなのだろう。

 

使っていくうちに締まっていくかもしれないし、自分の方が

慣れていくかもしれないから大事にしようと思う。

 

 

*[本]ビロウな話で恐縮です日記

ビロウな話で恐縮です日記 (新潮文庫)

ビロウな話で恐縮です日記 (新潮文庫)

10年前のエッセイを読んでも面白いのがすごい。
が、やや荒れている。松苗あけみ表紙のエッセイに比べると、友達と
会ったり旅行したりする頻度が下がっているからだ。

おそらく執筆の仕事が忙しくなったり、同年代の友達が子育てとかで
スケジュールが合わなくなっているのではなかろうか。

私が気になっている「死国のYちゃん」も一度しか登場しなかった。
わざわざBUCK-TICKのライブを松山まで見に来たそうだが、どうせなら
松山を舞台に小説を書いてくれまいか、と思う。

もう一度パラパラと読み返してみると、友達と会ったり旅行したりは
しているのだ。でも、そこでのできごとをわりとさらっと流すように
なっているような気がする。忙しいからだろう。

そういえば、あれほど登場していた弟さんはどうなったのだろう。
就職して実家から出ていったというわけでもなさそうだが。
最近のエッセイ集を買ったので楽しみにしよう。

父親に虐待されて殺された小学生の女児の報道で、児童相談所

不備を責めている報道がある。

たしかに不手際があったかもしれないが、最も悪いのは父親だろう。

いったい、どういう人生を歩むとこんなクズになるのか。

 

とにかく人を支配したい欲望が肥大しているものの、社会的な

成功はできなかったから、弱者である母親と娘にその矛先が

向かったのだと推察する。

 

こういう人は世間にどのくらいいるのだろう。DVを繰り返す

男は意外と多いらしいけれど、それは生まれつきのものなのか、

育っていくうちに暴力に目覚めるのか。後者ならば、なんとか

ストップさせる手立てを誰か見つけてほしい。

 

あるいは、同じような状態に追い込まれると虐待する人になって

しまうのだろうか。

私も虐待をしないとは断言できない。

貧困や飲酒がそのきっかけになるかもしれない。

 

自分の怒りこそ自分でコントロールしなければならないはず

だが、凡人にはなかなかできない。

ネットはむしろ怒りを増幅させる装置になっているような

気がする。

年末に録画しておいたNHKのアニソン番組を見始めた。

4時間もあるので、少しづつ見ている。

 

こういうアニソンライブを見ていると、キングレコードの女性声優の

歌唱力に驚く。よく出演するのは水樹奈々上坂すみれ水瀬いのり

小倉唯で、上坂すみれは別枠かもしれないが、他の人は虎の穴で鍛えた

のか、とさえ思う。

 

なんと言えばいいのか、プロレスでいうところのストロングスタイルと

いうか、アイドル的な衣装を着ているけれども、中身はマッチョみたいな。

鬼教官が絞り上げて、いまのスタイルを作った感じがする。

 

そのあたりが、いまひとつ私の琴線に触れない。好みなのでしょうがないが、

もう少しフニャフニャしてもいいのではないか。

 

じゃあお前はどういうのが好みなのかと問われれば、今だったら伊藤美来

「閃きハートビート」がいい。


閃きハートビート / 伊藤美来

正直、歌はうまくないのだが、女慣れしていないオタクのハートを直撃する

ようなあざと可愛さがある。

作曲は fhana の佐藤純一なのでクオリティが高い。ヒットしたらいいな。

 

食べ物の流行はいつ始まったり終わったりするのだろう? 

恵方巻きは全国展開してしまったが、10年後も続いているのか。

バレンタインのチョコレートは定着したが、ホワイトデーの

お返しはいまだに決定的なものがない。

 

思うに、ある食べ物がひとつ高いステージに上がってしまうと、

もう誰もその勢いを止められなくなるのではないか。

そういう食品をひとつでも作るべく、流行をでっちあげる人たちは

苦労しているのだろう。

 

 

逆に、昔はあれほど食べられていたのに、今は見向きもされない

食品というと何があるだろう。 

クジラとかか? これは流行というよりも流通が変わってしまった

からか。

チューインガムの売れ行きが激減しているそうだが、消費者の

嗜好が変化した、ということか。

 どうも他に思い出せない。

 

 

いや、こういう通年食べられていたものの消費が少なくなったと

いうのではなく、ある時期にピンポイントで売れるものだったら

どうか、という話だった。

2月の恵方巻き・チョコレート、12月のクリスマスケーキ、

フライドチキンが定着している食品だろう。

要するにコンビニでアルバイトにノルマが課されるものだ。

土用の丑の日のうなぎもそうだな)

 

共通しているのは、宗教的なベースがあって、食べると幸運が

訪れるご利益があることだ。

 

なぜか11月のハロウィンには、これといった食品がない。

お菓子をもらうという行事があるからだろうか。それよりも

コスプレをすることが目的になっているからだな。

 

 

そういえば、イースターエッグを仕掛けた人はいないの

だろうか。それとも失敗したのかな。

フォーチュンクッキーも定着していない。AKBの歌で

あれほど流行ったというのに。

いずれも、ご利益がなさそうだからか。

 

実は昔から食べられていた、みたいな伝統がないと

恵方巻きのようなヒットは生まれないのかもしれない。

あるいは欧米の伝統行事とか。

 

 

むしろ今の時代だと、深夜アニメでそういう食品が誕生しても

いいかもしれない。

聖地巡礼ならぬ聖餐である。

けものフレンズ」のジャパリまんみたいなものでいいのだが、

ある時期に食べるといいことがある、みたいな設定であれば

より説得力があるのではなかろうか。

 

たまたまテレビで電気グルーブが出ていたので、なんとなく

見ていた。彼らの曲は「シャングリ・ラ」しか知らない。

 

ピエール瀧のすごさは、手ぶらで立っていても間が持つと

いうことだ。

バンドのボーカリストというのは、そういう存在感を持って

いないと成り立たないのだろう。

いや、ピエール瀧は唄ってさえいないときがあるのだから、

なおさらすごい。

 

あれはもともとそういう人なのか、それともステージに立って

いるうちにアクが強くなっていくのだろうか。

役者として使いたくなるのもうなずける。