食べ物の流行はいつ始まったり終わったりするのだろう? 

恵方巻きは全国展開してしまったが、10年後も続いているのか。

バレンタインのチョコレートは定着したが、ホワイトデーの

お返しはいまだに決定的なものがない。

 

思うに、ある食べ物がひとつ高いステージに上がってしまうと、

もう誰もその勢いを止められなくなるのではないか。

そういう食品をひとつでも作るべく、流行をでっちあげる人たちは

苦労しているのだろう。

 

 

逆に、昔はあれほど食べられていたのに、今は見向きもされない

食品というと何があるだろう。 

クジラとかか? これは流行というよりも流通が変わってしまった

からか。

チューインガムの売れ行きが激減しているそうだが、消費者の

嗜好が変化した、ということか。

 どうも他に思い出せない。

 

 

いや、こういう通年食べられていたものの消費が少なくなったと

いうのではなく、ある時期にピンポイントで売れるものだったら

どうか、という話だった。

2月の恵方巻き・チョコレート、12月のクリスマスケーキ、

フライドチキンが定着している食品だろう。

要するにコンビニでアルバイトにノルマが課されるものだ。

土用の丑の日のうなぎもそうだな)

 

共通しているのは、宗教的なベースがあって、食べると幸運が

訪れるご利益があることだ。

 

なぜか11月のハロウィンには、これといった食品がない。

お菓子をもらうという行事があるからだろうか。それよりも

コスプレをすることが目的になっているからだな。

 

 

そういえば、イースターエッグを仕掛けた人はいないの

だろうか。それとも失敗したのかな。

フォーチュンクッキーも定着していない。AKBの歌で

あれほど流行ったというのに。

いずれも、ご利益がなさそうだからか。

 

実は昔から食べられていた、みたいな伝統がないと

恵方巻きのようなヒットは生まれないのかもしれない。

あるいは欧米の伝統行事とか。

 

 

むしろ今の時代だと、深夜アニメでそういう食品が誕生しても

いいかもしれない。

聖地巡礼ならぬ聖餐である。

けものフレンズ」のジャパリまんみたいなものでいいのだが、

ある時期に食べるといいことがある、みたいな設定であれば

より説得力があるのではなかろうか。