*[本]涼宮ハルヒの直感

ミステリ小説はさっぱりなので、素直に読んで素直にへぇ……と思った。
メタミステリ小説とでも言うべきなのだろうか。
キョンの語りが地の文なので、実際に発言したのか心の中だけで考えた
ことなのか区別がつかない。それもメタミステリ小説の仕掛けなのかも。



涼宮ハルヒ」シリーズの9年半ぶりの文庫本だそうで、他人事ながら
作者はその間どうしていたのか気になった。


というか、探偵のキャラクターとして、かつて大ヒットラノベを書いて
そこそこお金がある暇な男性、というのはアリなのではないか、と。


たしか浅見光彦は兄が警視庁に勤めているルポライター、という設定
だったと思うが、いまの世の中でルポライターというのは食えていける
のかどうか疑問だ。


じゃあユーチューバーというのはどうかと思ったが、いまひとつ知的な
イメージがない。


最近のミステリ小説の探偵は、どういう設定が多いのだろうか。
過去に大ヒットがあるラノベ作家、というのはいるのかしら。