アニメ「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」を
見終えた。
ポルノ小説には母子相姦ものがあるが、ライトノベルにもそのような
ジャンルが誕生したのか、と思った。
アニメはそういう要素もないではないが、少女たちの毒親を倒すのが
主な話だった。
なぜこのライトノベルが受けてアニメ化されたのか?
オタクの男たちがこういう母性に飢えていたからだろう。
絶対に自分を肯定してくれる美しい女性、というのは昔から存在
するが、それが美少女ではなく母親というのが最近の傾向なのかも
しれない。オタクの熟女ブームとでも言うべきか。
もしかしたらオタクの平均年齢が上がっているからかもしれないし、
こういうコンテンツを好むのが年配のオタクだからかもしれない。
このラノベを買っている人の平均年齢が知りたいものだ。
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しかし、こういう母性を求めるオッサンはそれこそ昭和の時代から
たくさんいたのである。
その証拠に、銀座のクラブなどでは女性ホステスのトップを「ママ」と
呼び、その次の立場の人を「チーママ」と呼んでいる。
社会的立場のあるオッサンが「ママー」と甘えた声を出せる場所は
50年以上前からあったのだ。
特殊な性癖を持った人が集う秘密クラブ以外で、これほどあからさまに
大人の男が女性に甘えられる酒場は日本にしかないだろう。
いわば母親に甘えて生きるインフラが日本には脈々とあった、という
ことだ。
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ならば、なぜオタク向けのコンテンツではこのような表現が最近に
なってヒットするようになったのか。
「あらあらうふふ」系のキャラというのは昔からいたはずだが、
母親を全面に出してはいなかったと思う。
やはりオタク全体の老化なのではないか、と根拠もなく推定して
みる。若いオタクもなぜか感覚が老化しているとしたら、ちょっと
危険な気がする。