- 作者: 三浦しをん,こなみ詔子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2003/11/22
- メディア: 文庫
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物語で、ぐいぐい読めて面白かった。
途中で翻訳ではなく勝手に内容を書き換えるのがいいですね。
私はロマンス小説を読みつけないので、こういう内容のものなのか、
とうっすら分かったのだが、これは男性がフランス書院文庫を読む
ようなものなのだろうか。
そこまで直接的なエロスを求めているわけでもなさそうだが。
三浦しをんはふだんもロマンス小説を読みつつ、BL小説も愛読している
はずだが、ずいぶんと手広くやってらっしゃる。
楽しみがたくさんあってうらやましい。
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三浦しをんの小説には、同棲している男性が風来坊で、長期間どこか
海外旅行をしてふらりと戻ってくる、という設定が多い。
結婚を決意するほどでもなく、でも残されていると寂しい、という関係が
現代の恋愛事情とフィットしているのだろうか。
それとも、付かず離れずの男性キャラは小説を書くときに動かしやすい
からなのか。
↓
私としては、駄菓子屋の店番をしている百合さんが気になるのであります。
その名のとおり百合なのか、それともノンケなのか。
もうちょっとふくらませてほしかったなぁ、と。