響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編 (宝島社文庫)
- 作者: 武田綾乃
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2019/04/17
- メディア: 文庫
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最新刊を読了できた。
もう今からアニメ化が楽しみなのだが、ちゃんと作ってくれるのだろうか。
この「響け!ユーフォニアム」シリーズは、基本的に同じ枠組みである。
新入生勧誘→サンライズフェスティバル→オーディション→京都府大会→関西大会
→全国大会、となっていて、この流れの中で各キャラクターがどのように動くかを
描いている。
主人公が一年生から三年生まで進級するので、それぞれの学年の視点から語られて
おり、通読して成長や苦悩を読者が味わえるのだ。
青春小説として素晴らしいと思う。
そして、少女たちの関係性を吹奏楽の楽曲に落とし込む手法も変わらない。
前作ではフルートとオーボエの掛け合いが見せ場になっていて、今回はどうやら
トランペットとユーフォニアムのソリがテーマのひとつになりそうだ。
アニメ化すると、この架空の吹奏楽の曲を実際に作曲しなければならず、
どんな音楽になるのか楽しみでしょうがない。きっと「リズと青い鳥」と
同様に「一年の詩」も素晴らしい作品になるに違いない。
来月には後編が発売されるそうなので、完結編を満を持して待ちたい。