公開二日目のレイトショーを見に行った。わりと観客が入っていたので
出足は好調ではなかろうか。
本作は先輩が卒業して二年生になった主人公たちが、吹奏楽コンクールの
全国大会を目指す話である。
新入生に翻弄されながらも、たくましく成長していく姿を描いており、
できればテレビシリーズでじっくりとやってほしかった。
また、本作の原作小説からスピンオフされた映画「リズと青い鳥」で
語られたエピソードはほぼカットされているので、もう一度見たく
なってしまった。
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「誓いのフィナーレ」は、実にオーソドックスな作品だった。
原作小説からきちんと物語をすくい取って、きちんとアニメーションに
している、という感じだ。そしてちゃんと面白い。
作中で、ずぶ濡れになりながら雨の中で感情を爆発させる、という
シーンがある。もう、日本映画の王道のシチュエーションだ。
だが、そこを真正面からじっくりととらえているので、観客の胸に
迫る名場面になっている。
見終わったら、いかに「リズと青い鳥」がアクロバティックな映画
だったかが分かった。
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たしかまだ原作小説は主人公が部長になってからの話は書かれて
いなかったと思う。
久美子が率いる最強の北宇治高校吹奏楽部が全国制覇を成し遂げる
ところを見てみたい。
楽しみにしている。