響け！ユーフォニアム　波乱の第二楽章

来年4月に「リズと青い鳥」というタイトルでアニメ映画化されるそうだ。
監督は山田尚子なので傑作の予感しかしない。
鎧塚みぞれが覚醒する場面は、きっとすごい映像と音楽になるはずなので、
今から楽しみである。

しかし、2時間ぐらいの映画にするということは、それ以外の様々な場面を
カットせざるを得ないということでもある。
TVアニメでじっくりと描いてほしかったのだが、いろいろ事情があったの
だろう。

ただ、この作品は「響け！ユーフォニアム」の主人公である黄前久美子が
二年生になって後輩ができて、さまざまな葛藤を乗り越えて三年生になる
までの成長の物語でもある。

いわば「スターウォーズ」のエピソード５みたいな位置づけであり、当然
三年生になって大団円を迎える物語がなければおかしい。

なのに「リズと青い鳥」でみぞれと希美をフィーチャーした映画にすると、
久美子が三年生になったものは映像化されないのではないか、という不安が
ある。

おそらく「リズと青い鳥」の興行成績次第だろうけど、何とか三部作の
最後までアニメにしてほしいものだ。
もっとも原作の小説もまだなのだが。