とある温泉施設に併設されているコインランドリーの乾燥機を

使った。待っている間に置いてある雑誌でも読もうと手に取ると

2009年の少年サンデーだった。表紙は「金剛番長」である。

 

私は30年ぐらい毎週少年サンデーを購読して今に至っているので、

たしかにこの号も読んだはずなのだが、ほぼ完全に忘れていた。

かろうじて、単行本も買っている「絶対可憐チルドレン」の

エピソードだけはうっすらと記憶していた。

 

10年前の少年誌の内容を事細かく憶えている方がおかしいとは

思うのだが、これほど忘却しているとは思わなかった。

そして、読み返しても懐かしい感じがあまりしなかった。

ちょうどサンデーの低迷期だったからだろうか。いや、ここから

さらに部数を落としていくのだ。

 

そもそも、なんでこのコインランドリーには10年前の雑誌が

いくつか置いてあるのか。誰も補充せず、廃棄もしなかったから

だろうけど、ちょっと怖い。