たしか都会では5月に公開されたアニメで、松山では郊外の映画館で今週から
二週間限定上映だった。
わずか30分の作品を見るために小一時間クルマを運転するのもどうかと思うが
面白かったので無問題。
ただ、音がすごくこもったような感じで悪かった。映画館の音響設備のせい
だろうか?
入場者特典は二週目の高村和宏描き下ろしA4ポートレートだった。
観客は私ともうひとりの二人だけ。
大赤字に違いないが、ストライクウィッチーズシリーズを必ず上映してくれる
だけでもありがたいと思わなければ。
↓
今更だが、4-6月期の深夜アニメの感想を書いておこう。
まず「リトルウィッチアカデミア」が堂々の完結。
ライバルだった二人が最後に力を合わせて戦うカタルシスは「キルラキル」
でもあったトリガーの必勝パターンなのだろう。
「アリスと蔵六」も良かった。
ただ、謎の組織が壊滅したとき、悪役のミニーCがお咎めなしだったのは
バランスが悪いのではないか。コンテナに片腕を潰されるぐらいあっても
よかったと思う。
「エロマンガ先生」は、ひたすらヒロインが可愛かった。
アニメしか見てないので、なぜヘッドフォンマイクで話をするのかが
謎なのだが、そういうツッコミをチャラにするほど可愛かった。
「ゼロから始める魔法の書」は、中世の魔女狩りをモチーフにした
ファンタジーで楽しめた。物語の骨格がしっかりしていたので、
最後までブレることなく見ることができた。二期があったらいいな。
「ソード・オラトリア」は「ダンまち」の外伝ということで、本編に
リンクしつつ新しいクエストを展開していた。
が、話の途中で終わってしまったので、続きが見たいところだ。
「ひなこのーと」はOPとEDの歌が攻めていて好きだった。あとエンド
カードが妙にエロかった。なぜか本を食べる子の声が印象に残った。
「フレームアームズ・ガール」は島田フミカネデザインのフィギュアの
プロモーションで、お話自体はそれほど練り込まれてはいなかったが、
轟雷改にバージョンアップしたときは盛り上がったなぁ。
「ロクでなし魔術講師と禁忌経典」はラノベらしい自由度の高い作品
だった。作者は学習塾の講師でもやっていたのだろうか。授業をする
描写にちょっとだけリアリティを感じたのだが。
これも続きが見たいので二期を希望。
「冴えない彼女の育てかた♭」は、ヒロインたちを翻弄するゲーム作家に
違和感をおぼえた。ああいう人は「少女たちは荒野を目指す」にも出て
きたが同人ゲームではありふれているのだろうか。
「終末なにしてますか?」の少女たちを道具にしたやりきれない世界観は、
若者を搾取する世の中を反映しているのだろうか、と深読みしてしまった。
抽象的な部分をよく映像化できたな、と思う。
「月がきれい」は、ストレートに中学生の恋愛を描ききっていた。監督の
力量がないとこうはいかないだろう。
ふだんアニメを見ない人にもお薦めである。
毎回エンディングにLINEのやりとりがあって、最終回でそれに絵をつけて
ハッピーエンドを見せてくれたのがうれしい。
「正解するカド」の設定はすごいなと思って見ていたのだが、最終的には
悪い異界の人に話が縮小されてしまい、せっかくのスケール感を生かせな
かったような気がする。もっと哲学的なアプローチでも良かったと思うが、
そこまで視聴者のリテラシーを信用できなかったのかも。
「武装少女マキャベリズム」の格闘技ウンチクは面白かったし、主人公に
デレる女の子たちも良かった。
けど、マツコ・デラックス的なキャラデザは個人的に興を削がれた。
どうせならミッツマングローブとかIKKOとか、オネエキャラを全部出せば
よかったのに。
「ReCREATOS」と「サクラクエスト」は2クール作品なので、終わってから
感想を書きます。どちらも今のところ面白いです。