古見さんは、コミュ症です。

いま少年サンデーのショートギャグで個人的に一番好きな作品。
アニメ化希望。


作者の名前を検索したら、以前は漢字で「デジコン」というマンガを描いていた。
たしか最強の宇宙人をJKがリモコンで操る作品だったと思う。
あまり面白くなかったが、担当編集者が変わったのだろうか。


このマンガは「はんだくん」と同じ構造で、主人公は周りから神格化されている
のに、本人は全く逆に思っている。
そういうギャグ作品がヒットしているということは、他者の視線やスクール
カーストがキツい読者が増えているということか。
(昨日の「聲の形」なんかは、逆に周りの人の顔にバッテンをつけていた)


ちなみに「古見さんは、コミュ症です。」は、単行本の42-43ページの
見開きで物語的には完結している。
ストーリーマンガだと、あそこが感動の最終回だ。
ギャグマンガは、そこから笑いに持っていかなければならないので、ネタ出しが
辛いと思う。
その意味で、男子でも女子でもない幼なじみのキャラクターを出したのは上手い。






ここからはローカルな愚痴なので読まなくてもかまいません。


松山市明屋書店という大手チェーンがあって、普通の雑誌とかマンガなどは
そこで買っている。


私がよく買っていたのは中央通り店だったが、半年ぐらい前からマンガの
コーナーが変わった。
昔は新刊書を平積みにして「本日発売」「昨日発売」という札を立てていた
のだが、最近は映像化された作品を話題書として平積みするようになった。


新刊は通常の単行本の棚に置かれるようになり、探しにくくなった。
一応、新刊書はコレ、というポップはあるのだけれど、話題書の方に力を
入れているので、入荷が雑になった。


なぜ雑になったと断言するかというと、「古見さんは、コミュ症です。」が
入荷していなかったからだ。まあ、最初から期待はしていなかったのだが。


そこで平田店に行ってみた。
ここは売り場が広いので、新刊書を平積みにしている。
が、やはりない。店内にある専用端末でチェーン店の在庫を調べると、
空港通り店に置いてあるという。遠い。


おそらく刷り部数が少ないので、入荷を絞ったのだろう。
それにしても、大きい本屋を3軒も回らなければならないとは。
大都市でマンガに敏感な担当者がいる本屋なら、きっちり仕入れているはず
である。


もしやと思って、宮脇書店という香川県に本店のある本屋の支店に行くと、
普通に平積みしていた。
もちろんそこで買った。


古見さんは、コミュ症です。」は重版がかかったそうなので、明屋書店でも
そのうち入荷するだろう。


しかし、明屋書店のマンガ棚の担当者は、たぶん普段からマンガを読んで
いないのではないか。
棚を見ていると、そんな気がする。