公開から10日目のレイトショーで、観客は20人前後。
松竹は儲かっているのだろうか。
映画は、ラブライバーなら楽しめそうな内容で、きっと何度も見に行くに
違いない。
実際、歌やダンスのシーンは滑らかですごかった。
このCGの技術がアイマスにもあれば……と思う。
私がラブライバーになれないのは、楽曲が右から左へ抜けてしまうからだ。
この劇場版も、見終わって外に出たら、メロディを全く思い出せない。
私とランティスの相性が悪いのだろう。これは好みの問題なので、楽曲の
優劣の話ではない。
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劇場版では、μ'sのメンバーがなぜかニューヨークに旅行している。
「けいおん!」の劇場版で、メンバーがロンドンに卒業旅行するのと同じである。
やはり「ラブライブ!」はどうしても「けいおん!」と比較される作品になって
しまう。
が、パクリというのではなく、ヒット作を分析して、要素を再構成して新しい
作品を作り、実際にヒットさせているのは、ビジネスとしてすごい。
さらに言えば、「けいおん!」と同様に、μ'sもメンバーの卒業と同時に活動を
停止させている。
実際、映画の中でキャラクターが葛藤しており、その心情はまさに製作陣の悩み
でもあったのだろうな、と勝手に解釈してしまった。
ただ、「ラブライブ!サンシャイン!!」という企画が動いているらしく、また
別のスクールアイドルを登場させるらしい。
ファンに受け入れられるかどうかは、ゲームやアニメの内容しだいということか。
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このところ、サンライズはあざとい作品ばかり作っている印象があって、いくつかは
大ヒットさせている。
よほど優秀なマーケティングの人がいるのだろう。
ヒットさせなければ次が作れないし、余裕がなければ実験できない。
それはそうなのだが、あざとさが目についてしまうアニメというのも、見ていて
しんどい部分がある。
その点、ジブリ作品というのは、あざとさと手堅さのバランスが絶妙だったの
かもしれない。
そしてその後継者である細田守の映画は、予告編を見たが期待できそうだ。