ネタバレされる前に見ておこうと思ったので、自分にしては早めに
映画館に行った。
平日のレイトショーだったが、封切り2日後で客は50人ぐらい。
多くは大学生の男性だった。
私は「けいおん!」が大好きなので、映画も楽しめたのだけれど、
全く何も知らない人が見たら、ちょっと物足りないかもしれない。
ロンドンに行っても大事件が起こるわけでもなく、ただただあずに
ゃんに萌える内容になっている。
いちおう「けいおん!」のキャラクターは、ビートルズをなぞって
いるけれど、それらしいのはアビーロードの横断歩道を歩いている
一瞬だけだった。
(ビートルズヲタから見れば、もっと指摘できるかもしれないが)
うちに帰ってから2期の24話を見なおして、なるほど、このエピソ
ードの前に卒業旅行に行ったのか、と確認した。
「けいおん!」を批判する人は、ただ女子高生がだらだらするだけ
で、何も物語がないという。
しかし、日本で女子高生であるというのは(いじめとかがなければ)
最も幸せな時間を過ごしている、ということである。
そういう、かけがえのない時間を微分して描くところに、いわゆる
“日常系”の良さがあるのではなかろうか。
この映画を見て、ロンドンって、そんなに簡単に行けるんだ、と
思ったらしめたものである。
お金と時間さえあれば、たいていのところには驚くほど簡単に行け
るものだ。
私も、ふらっとロンドンに行ってみたい。
それにしても、彼女たちはみんな裕福な家庭で育っているのだな。
卒業旅行に海外へ出かける女子高生はどのくらいいるのだろう?