先日放送された、蝶野正洋が出演した「アウト×デラックス」という番組を見た。
この回だけ見たので、普段どんな感じで番組が進行しているのかは分からないが、
テレビ局の意識はまだこの程度なのか、とがっかりした。
この番組は、何か変な人がゲストで登場して、それをナイナイ矢部とマツコ、それに
ひな壇芸人がツッコむのを楽しむものなのだろう。
そして今回は、硬派のプロレスラー蝶野が深夜アニメにハマッてるんだってw
と笑いものにする意図だったのだろう。
劇場版が10億円を超えるヒットだったというのに、この扱いである。
いや、10億円を超えて話題になったからこそ、番組に呼んでもらえたと言った方が
正しいのかもしれない。
「アウト×デラックス」を見ている人は、スターウォーズのような大作映画しか
知らないだろうから。
そして蝶野正洋は、ガールズ&パンツァーの宣伝になるのなら、と出演を承諾した
と思うのだが、肝心の作品の良さはあまり伝わらないような編集になっていた。
あくまでも、アニメにハマッた強面のプロレスラーを面白がる映像だった。
それでも紳士的な態度でガルパン愛を語った蝶野正洋に、私は敬意を表したい。
テレビ局のアニメ差別はいつになったら終わるのだろう?
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ついでに書いておくけど、2014年から2015年にかけては、「SHIROBAKO」「監獄学園」
「ガールズ&パンツァー劇場版」と、まさに水島努の仕事が爆発した年だった。
なのに、いまだにどの雑誌でもインタビュー記事がない。
街を駆けずり回ってようやく見つけた“Febri”ガルパン特集にも載っていない。
“クイックジャパン”とか“CUT”のようなサブカル誌がロングインタビューでも
するのかと思っていたが、全くそんな動きはない。
もしかしたら、水島努は作家性のない職人監督だから、あまり内容を掘り下げても
意味が無いとでも思っているのかもしれない。
いやいや、ヒッチコックと同じように評価すべき監督でしょう。
この時期にインタビューしないで、一体いつするというのだろうか。
サブカル誌の編集者もレベルが下がったものである。