逆サマータイム

夏の間だけ、時計を1時間早めるサマータイムに反対なことは以前書いたが、
逆に時計の針を1時間遅らせるのはどうだろうか。


といっても、いちいち家庭や会社にある時計をアジャストするのではなく、
単に始業時刻を1時間遅らせるのである。
これならアナウンスするだけで済むし、時刻は通常通りなのだから、あまり
混乱もないだろう。


そして、終業時刻は元のままにする。
そうすると、1時間労働時間が短くなる。
これで生産性が悪くなるかというと、何の根拠もないが、むしろ上がるよう
な気がする。


夏の暑いときに、1時間寝坊ができるのは、けっこういいことだと思うが、も
しかしたら家庭のエアコンの稼動時間が1時間増えるだけなのかもしれない。


しかし、うだるような暑さの中で仕事をするよりも、昼寝でもしていた方が
健康にいいのではあるまいか。
始業時刻はそのままにして昼寝の時間を増やす、という手もある。


とにかく、夏はダラダラ過ごすのが一番だ。
週休二日ではなく三日にしてもいいではないか。
水曜日は安息日にして、いっさい仕事をしてはならない、ということにすれ
ば、エネルギーの消費量も減るだろう。


ドラえもん」に“ぐうたらの日”という話があるが、あれを全国いっせい
にすればいいのである。
フランスのバカンスのように、長期休暇がとりづらいのであれば、国が強制
的に休ませる必要があるだろう。


そもそも、バカンスのある国では、夏の経済的な損失はどのくらいあるのだ
ろうか? 一ヶ月ぐらい働かなくたって、ほかでカバーできそうなものだと
思うのだけれど‥‥