Boaz2015-04-14

いまの安倍政権を、米国共和党右派の手先と見てみる。
TPPで日本の利益を吸い上げ、沖縄の基地を日本の負担で使い続ける
ために、実に真面目な仕事をしている。


米国共和党右派は、目の前に資源があれば根こそぎ奪い取っていく
人々なので、日本に利用価値がなくなったら、あっさりと捨てる。
彼らは日本の郵便貯金や農協マネーや年金を絞りとったら、もう
興味はなくなるだろう。


なので、日本が自分の意思で戦争をできる国になるかどうかは、正直
どうでもいい。
いや、どうでもよくはないが、命令ひとつで潰せる案件だと考えている。
せいぜい、中国と米国がぶつかるときの咬ませ犬ぐらいか。


一方で、いまの安倍政権を、日本会議の操り人形と見てみる。
内政での国防や教育についての動きは、日本会議の思い通りに進んで
いるのではなかろうか。


米国共和党右派は、とりあえず金が入ってくれば内政にはあまり文句を
言わないので、いまのところ日本会議を放置している。



つまり、現在の日本の政権の実態は、米国共和党右派と日本会議
ハイブリッドと見てよいのではないか。


ここで問題になるのは、天皇の扱いである。
日本会議神社本庁が加わっているので、天皇に敬意を持たざるを得ないが、
米国共和党右派にとっては、天皇は利用するだけの存在だ。


安倍政権にとって、天皇はどういうものなのか。
ファナティックに崇拝するべきものなのか、国民を動員するために利用する
だけなのか。



そして天皇自身は、政治に干渉できないものの、それ以外の手段を用い
全力で安倍政権を拒否しているように見える。
パラオへ向かったのも、その執念のなせる業ではなかろうか。


米国のジャパンハンドラーズは、この行為にイラついたに違いない。
ただ、日本が天皇を中心にまとまり、米国のコントロールから外れる
心配はしていないと思う。


私が懸念するのは、現在の皇太子があとを継いだときである。
はたして今のような皇室を維持していくのか、それとも雅子妃を中心に
改革していくのか、不確定だ。



いずれにせよ、米国にとって利用価値があるかぎり、安倍政権は続くの
だろう。


だが、国民が疲弊して金儲けがうまく回らなくなったら、そこでポイ捨て
されて終わる。
そうなるのも遠くないような気がする。