いまの安倍政権を、米国共和党右派の手先と見てみる。
TPPで日本の利益を吸い上げ、沖縄の基地を日本の負担で使い続ける
ために、実に真面目な仕事をしている。
米国共和党右派は、目の前に資源があれば根こそぎ奪い取っていく
人々なので、日本に利用価値がなくなったら、あっさりと捨てる。
彼らは日本の郵便貯金や農協マネーや年金を絞りとったら、もう
興味はなくなるだろう。
なので、日本が自分の意思で戦争をできる国になるかどうかは、正直
どうでもいい。
いや、どうでもよくはないが、命令ひとつで潰せる案件だと考えている。
せいぜい、中国と米国がぶつかるときの咬ませ犬ぐらいか。
一方で、いまの安倍政権を、日本会議の操り人形と見てみる。
内政での国防や教育についての動きは、日本会議の思い通りに進んで
いるのではなかろうか。
米国共和党右派は、とりあえず金が入ってくれば内政にはあまり文句を
言わないので、いまのところ日本会議を放置している。
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つまり、現在の日本の政権の実態は、米国共和党右派と日本会議の
ハイブリッドと見てよいのではないか。
ここで問題になるのは、天皇の扱いである。
日本会議は神社本庁が加わっているので、天皇に敬意を持たざるを得ないが、
米国共和党右派にとっては、天皇は利用するだけの存在だ。
安倍政権にとって、天皇はどういうものなのか。
ファナティックに崇拝するべきものなのか、国民を動員するために利用する
だけなのか。
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そして天皇自身は、政治に干渉できないものの、それ以外の手段を用い
全力で安倍政権を拒否しているように見える。
パラオへ向かったのも、その執念のなせる業ではなかろうか。
米国のジャパンハンドラーズは、この行為にイラついたに違いない。
ただ、日本が天皇を中心にまとまり、米国のコントロールから外れる
心配はしていないと思う。
私が懸念するのは、現在の皇太子があとを継いだときである。
はたして今のような皇室を維持していくのか、それとも雅子妃を中心に
改革していくのか、不確定だ。
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いずれにせよ、米国にとって利用価値があるかぎり、安倍政権は続くの
だろう。
だが、国民が疲弊して金儲けがうまく回らなくなったら、そこでポイ捨て
されて終わる。
そうなるのも遠くないような気がする。