NHKの朝ドラ「マッサン」第1話を見た。
面白そうだが、とりあえず感想は1週間見てから。
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台湾の学生が国会を占拠したと思ったら、こんどは香港の若者たちが
抗議の大集会を開いている。
この動きに、中国共産党はピリピリしているだろう。
だが、本土に動きはないように見える。
中国社会の民主化運動は今後どうなるのか。
専門家ではないので分からないけれど、台湾や香港の若者たちを見ると
少しは希望がある。
だが、おそらく人民解放軍が大虐殺を繰り返すだろう。
世界中が非難声明を出すが、中国共産党は知らん顔を決め込むだろう。
なぜなら、中国人には progress という概念が欠けているからだ。
古代からずっと中国社会は世界最高であり、これ以上なにを進展させる
ことがあろうか、と思っているに違いない。
では、なぜ欧州や日本に国土を蚕食されたかといえば、単に科学技術が
劣っていたからにすぎず、それさえ我が物にすれば中国は再び世界最強に
返り咲ける、と考えている。
なので、西洋で発明された人権や言論の自由などは、農民どもをつけ
あがらせる危険なものだから、絶対に認めない。
大衆にそんなものを与えても、責任のない自由が広がるばかりで、国が
混乱する。奴隷は奴隷のまま働いて、我々高級官僚が中華を仕切って
いけば万事うまくいくのだ、とでも思っているだろう。
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中国の歴史をみると、支配層が腐敗して農民が食えなくなると反乱が起き、
新しい王様が誕生する、ということを繰り返している。
現在、支配層は腐敗しているが、飢餓が発生しているわけではない。
天安門事件も、もともとはインテリの学生たちの民主化運動で、食うに困った
農民たちが反乱を起こしたわけではない。
台湾や香港の民主化運動も、比較的豊かな世代からの異議申立てである。
人民解放軍も、自分たちを脅かすような根性はあるまい、と高をくくっている
のではないか。
(だが、ちょっとでも危うくなれば全力で無抵抗の若者たちに銃弾を浴びせる
だろう)
そういえば、毛沢東の大躍進政策で多数の餓死者が出ているが、あのとき
農民は大反乱を起こさなかったのだろうか。
それとも人民解放軍が皆殺しにしてしまったのだろうか。