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米国のジャパン・ハンドラーズたちは、安倍首相がやっていることをどう
思っているのだろう。
「日本が戦争したいって言うのは止めないけど、別にありがたくもないよ」
ぐらいに考えているのではないか。
「お前らは俺らの財布なんだから、とりあえず米国債を死ぬまで買え」

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じゃあ、安倍首相を踊らせているのは何者か？　
米国でないとしたら、国士気取りの総合商社役員とか曲学阿世の御用学者
のような、俺は世界のリアルさを肌で分かっているぜ的なバカのような気が
する。

自民党が選挙で大勝して、当分の間は衆議院選挙もないから、実行できる
ことはどんどんやってしまおう。後のことは知らん、みたいな気分で
やりたい放題になっている。

明治維新から約40年かけて軍隊を作り日露戦争に勝利し、その後40年かけて
国を滅ぼした。
これは司馬遼太郎が「坂の上の雲」で語っていたが、それをもじって言えば、
敗戦から約40年でバブル景気を起こし日経平均株価をピークに持っていったが、
その後40年かけて国を滅ぼそうとしている、だろうか。

1990年を日経平均株価のピークとすれば、その40年後は2030年である。
1945年の16年前に日本がどうなるのか誰にも分からなかったように、2014年に
16年後の日本がどうなるかも誰にも分からないだろう。

後世の歴史家は、2014年の自民党に対してどういう判断を下すだろうか。
せめてその歴史家が日本人であることを祈りたい。