NHKを見ていると、テイラー・スウィフトという若い女性歌手が
唄っていた。
米国で大人気らしい。
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ここからは私の単なる妄想である。
米国のティーン・エイジャー(特に女子)は、早く大人になりたい
という欲求が強く、日本のティーン・エイジャーは、ずっとこの
ままでいたいという欲求が強い、という仮説を思いついた。
米国で人気が出る若い女性歌手は、たいてい大人っぽくセクシーで
ある。そして、彼女たちを支持するのは、同世代か少し下の女性だ。
もし、子供っぽく可愛い女性歌手がいたとしても、未成熟な人間は
無能の証だとされて、人気は出ない。
おそらく、米国人は早く仕事を見つけて自分で稼いで、一刻も早く
親から自立して自由に振る舞わなければならないような文化的圧力が
あるのだろう。
なので、米国の10代の女の子たちは、まだ何者でもない自分たちが
あまり好きではないのではなかろうか。
もう一つは、ティーン・エイジャーに興味を持つことが、ガチで
犯罪視されることだろう。
児童ポルノの一種と考えられていると思われ、社会的に強い禁忌が
ある。
これが、米国で日本のような女性アイドル歌手が存在できない理由
ではなかろうか。
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一方、日本では永遠に若いままでいたい、という女の子が多い。
大人になっても、あまり楽しいことはない、という漠然とした不安が
そう思わせているのだろう。
実際は、米国でも大人になることはしんどいような気がするのだが、
日本のような同調圧力はないので、気分的には楽なのかもしれない。
どういう生き方をしようが自由だが、何かあっても自己責任、という。
では、日本のアイドルに夢中になっている米国人は何なのか。
ギークとかナードと呼ばれる人たちの一種だと思うが、社会的には
大丈夫なのか、と心配になる。
米国の、早く成熟しろ、という文化的圧力はこれから弱まるのか、
それとも変わらないのか。
たぶん、マッチョな文化の優位性は変わらないのではないか、と
個人的には思っている。