米国と中国がお互いの総領事館を閉鎖している。

トランプ大統領選挙対策なのだろう。

もちろん中国の産業スパイもいるだろうけど、

危機感を煽るほどではなかろう。

 

「あいつは敵だ」と名指しすることで勢いをつける

政治家は信用できないものだ。

日本維新の会などの極右政党の常套手段である。

 

 

ところで、東西冷戦のときソ連米国債を買って

いたのだろうか。

現在、中国は米国債を1兆ドル保有している。

日本に次ぐ金額である。

経済的にここまで相互依存している米中関係が、

簡単にデカップリングされるとは思えない。

 

たしか橋本龍太郎首相が、日本が保有している米国債

売りたい誘惑にかられる、と発言したとたん米国から

圧力がかかったと記憶している。

 

中国は米国債をどうするつもりなのだろうか。

大量に売却すると、自分にもダメージがあるから、

うかつにそういうカードは切れないが、脅しをかける

ことはできる。

 

一方、米国は貿易に制限を加えるだろうが、国債ほど

インパクトのあるものはなさそうだ。

さて、どうなるのか、素人は傍観するしかない。