金曜日のNHKニュースウオッチ9に、「キャプテン翼」が作者とともに紹介
されていた。ワールドカップを盛り上げるためだろう。
それで知ったのだが、なんと「キャプテン翼」は連載35年目で、現在は
マンガの中で21歳になっており、日本代表選手なのだそうだ。
申し訳ないが、私は「キャプテン翼」を読んだことがない。
「アメトーーク!」の“キャプテン翼芸人”を見た知識ぐらいで話すのも
どうかとは思うが、そこは広い心で。
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サッカーについても素人の私が、今日の日本の敗戦について語れることは
何もない。ただただ残念で、次のギリシャ戦に向けてコンディションを
整えてほしい、と思うだけだ。
ただ、おそらく現在の代表メンバーたちが50歳ぐらいになって、将来の
日本代表の監督をするぐらいになって、ようやくワールドカップ優勝の
可能性がリアルさを伴って語られるのではなかろうか、とも思う。
そこで、マンガは現実の先を行ってもらいたい。
「キャプテン翼」に「島耕作シリーズ」の方法を持ち込むのである。
お前は何を言っているのだ? と思われるかもしれないが、まあ聞いて下さい。
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ご存知のように、「島耕作シリーズ」は課長から会長までどんどん出世して
いる(一方で新入社員や係長という過去の話もしているが、それは置く)。
もうお分かりかと思うが、「キャプテン翼」でも翼くんを出世させるのである。
非常に辛い決断だが、30代で現役を引退し、監督のライセンスを取得するまでを
描き、やがて日本代表監督として、若いチームを率いてワールドカップ優勝を
目指すのだ。
なんなら息子も天才サッカー選手にして、親子でワールドカップ優勝、という
のも、ベタだが燃える展開かもしれない。
これを10年ぐらいかけてマンガにすれば、けっこう面白いのでは、と思う。
非現実的な必殺技はどうするか。個人的にはリアルなサッカーでいって
ほしいのだが、それがなくなると「キャプテン翼」ではないような気も
するし、難しいところだ。
が、こういう構想は「新巨人の星」みたいになってしまう可能性もあるので、
大ヒットするとは限らない。
それに、女性読者がオッサンになった翼くんたちを見たいのかどうかも意見が
分かれるところだろう。
あと、タイトルは「キャプテン翼」から「ヘッドコーチ翼」とかにするの
だろうか。なんかこれも違う気がする。
が、ザックジャパンならぬ翼ジャパンという名前は、かなりイケてる気が
するな。