Boaz2013-11-30

岡田斗司夫の「『風立ちぬ』を語る」を読んだ。

私は岡田斗司夫をインチキ野郎だと思っており、実際この本に書いて
あることもほとんどは根拠の無い感想だ。批評するなら、なぜそうな
のかを丁寧に語らなければならないのに、そういう姿勢がない。


また、出典が示されてない話を事実のように語るのは、詐欺師の手口
である。


ただ、ガラクタの中にも一つだけいいところがあった。
それは「ルパン三世 カリオストロの城」の冒頭の場面を解説する
部分だ。ここだけは一読する価値がある。


残りの部分は、岡田斗司夫がアニメ業界のインサイダーであることを
自慢する、単なるヨタ話である。
まじめに読んではいけない。


ダイエット本で一発当てて、脱オタクを目論んだものの、文化人枠に
入れてもらえずに、またオタク界隈に戻ってきたインチキな男である。
この本を金を出して買ったことを本当に後悔している。